| 年月日 | 2006年8月22日(火)〜25日(金) |
| 地域 | 南アルプス |
| 山名 | 北岳(3193m)・間ノ岳(3189m) ・西農鳥岳(3050m) |
| 天候 | 晴・雷雨・快晴・曇 |
| 参加人数 | 4人 |
| 1/25000地図 | 仙丈ヶ岳・間ノ岳・鳳凰山・夜叉神峠 |
| 行程と記録 8/22(火) 晴/曇/雷雨 自宅7:40⇒⇒JR草津駅8:15⇒⇒栗東IC8:30⇒⇒伊那IC⇒⇒12:00高遠12:55⇒⇒13:25戸台・仙流荘14:10 ⇒⇒15:05北沢峠15:20⇒⇒15:45広河原(広河原山荘泊) 夏シーズンの盛りも過ぎ、すいているだろうと週中を狙って仲間4人で出かける。 とは言っても連日30度を越える猛暑が続き下界は大変だ。 マイカーで戸台まで順調に到着、専用バスで北沢峠経由広河原に入り広河原山荘に4時前到着。 しばらくして雷雨となり夜遅くまで降り続いていた。 |
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| 8/23(水) 晴/曇/雷雨 広河原5:10→→大樺沢分岐→→7:50白根御池小屋8:20→→11:05小太郎尾根稜線11:15→→ 11:50肩ノ小屋(泊) 所要時間 6時間40分 歩行時間 5時間20分 朝、曇空だが一部晴間も見える。 今日も午後雷雨予報が出ているので朝早く5時過ぎ出発。 大樺沢分岐までは樹林帯の中を進むが分岐を過ぎると急坂が続き、暑さとでかなりの体力消耗を強いられる。 途中2回の休憩をいれトラバース道に変わって、まもなく白根御池小屋に到着。 前回来た時は雪崩で流されたあとの仮プレハブ小屋だったが、今春改築オープンしたとかで立派な小屋に変身しており驚いた。 少々休憩をとり再度草滑りの長い急坂を登る。 草滑りは高山植物のお花畑で花が咲き誇っている。 マルバダケブキ・ヤマハハコ・イブキトラノオ・クガイソウ・ハクサンフウロ・サラシナショウマ・トリカブト等など名前の知らないお花も含めると凄い数になる。 お花で気分はほぐれるが、一方では暑さでグロッキー気味となり稜線までに3回も休憩してしまう。 草滑りを過ぎダケカンバ帯からハイマツ帯に入り二股からの道と合流してまもなく尾根稜線に達する。 稜線に出てからは岩稜帯が続くがいくつかのコブを通過して肩の小屋に昼前に到着。 この頃には厚い雲とガスで殆ど視界のきかない状態となる。 時間も早く北岳山荘まで充分足を延ばせるのだが視界もなく雷雨も懸念されるので今日の行動は切り上げることにした。 ただ、午後の時間を持て余してしまい困った。 小屋に入ってまもなく単独行の年配者が北岳への道で3-4m滑落事故を起こしたとかで3−4人にサポートされながら小屋に収容された。 本人は覚えていないようだったが浮石を踏み外したようだ。 歩いて下山出来る状態ではなかったのでヘリコプターが要請されたがガスで着陸できず結局翌日収容されることになった。 頭に止血され腰を打撲したようで、あとどうなったのか知る由もないが小屋の同宿者も一歩間違えばわが身のことであり、一段と身の引き締まる思いだった。 |
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白根御池より鳳凰三山方面を見る |
草滑りの急登 周囲は花畑 |
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![]() サラシナショウマ 草滑りに咲く高山植物(一部) 右:涼しげなヤナギラン |
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![]() ホソバトリカブト |
![]() ヒメシャジン |
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![]() ハクサンフウロ |
![]() イブキトラノオ |
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![]() トウヤクリンドウ |
![]() 北岳肩ノ小屋への岩稜帯を登る |
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| 8/24(木) 曇/晴/曇/雨 肩ノ小屋5:50→→6:30北岳6:50→→8:00北岳山荘8:25→→9:10中白根9:25→→10:45間ノ岳 11:25→→12:40農鳥小屋13:00→→13:50西農鳥岳14:05→→14:45農鳥小屋 所要時間 7時間55分 歩行時間 5時間30分 朝、濃霧に包まれ視界なし。 今日は尾根歩きなので天候の回復を望みながら北岳の登りにかかる。 山頂に近づくにつれ少しずつ雲の隙間が出来、視界が断続的に得られるようになる。 北岳山頂ではかなりの数の登山客が既に登頂の喜びを味わいながら、時折見える展望を期待して待っている。 わがグループも元気に登頂し、しばらく余韻に浸る。 北岳からは稜線歩き、登山道の脇に咲く高山植物(特にトウヤクリンドウの群落に魅了される)を見ながら歩いていると、周囲の山頂部に張りつく雲も徐々にとれ展望も良くなってくる。 北岳山荘・中白根・間ノ岳と休憩をとりながら余裕を持って農鳥小屋に着く。 小屋で落ち着くには早すぎるので農鳥岳に軽量ザックで出かけることにする。 やや雲が多くなり雷雨が気になるが様子をみて引き返しも考えねばならない。 西農鳥岳(3050m)までくると天気も怪しくなり、農鳥岳(3025m)よりは高いところにいるのだからと変な理屈をつけ全員納得して引き返すことにした。 小屋に帰着してまもなく激しい通り雨に見舞われ安堵する。 夕食後、宿泊登山者の多くが夕焼けを眺めている頃、夕闇迫る間ノ岳の中腹に下山してくるグループを誰かが見つけ注目の的となる。 小屋の経営者は予約の8人組だろうと言っていたが結果はその通りだった。 6時過ぎ先発の3人が到着。 後ろに疲れた5人組がいるという。 小屋主人に爆弾を落とされ荷物を置いて、すぐ迎えに行く。 登山客の中で北岳山頂で彼ら学生グループと一緒だった人が2時半に小屋に到着していると言うのに、いくら疲れたとはいえ、どういうことだろう。 あとで小屋主人にこっぴどくお説教を受けたらしく、翌朝は小さくなって頭を下げていた。 コースタイムを誤ったのだろうが彼らには良いお灸になったことだろう。 本来なら白根三山を縦走し大門沢から奈良田に下山しバスで広河原に戻るのが一般的だろうが今夏は奈良田〜広河原が崖崩れで不通のため明日は縦走路を戻ることになる。(車を伊那側戸台に置いてある) |
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![]() 北岳肩ノ小屋にて ガスに包まれた日の出 |
![]() 北岳山頂(3193m)での記念写真 |
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![]() 展望を期待し雲の晴間を待つ北岳山頂の登山者 |
![]() 北岳〜間ノ岳の稜線に咲く花々を紹介 チシマギキョウ |
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![]() トウヤクリンドウの群生斜面 |
![]() タカネイブキボウフウ |
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![]() トウヤクリンドウ |
![]() 断崖に群生するイブキジャコウソウ |
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![]() 北岳の降りにて 北岳山荘と間ノ岳方面 |
![]() 中白根への途中、振り返っての北岳と北岳山荘 |
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![]() 間ノ岳(3189m)を目指しての尾根道 |
![]() 間ノ岳からの西尾根 中央ピークは三峰岳(2999m) |
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![]() 中央の間ノ岳(3189m)を目指して 岩稜帯で登山者と行き交う |
![]() 間ノ岳から降りにかかる 正面は農鳥岳の山群 コルに農鳥小屋が見える |
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| 8/25(金) 快晴/曇 農鳥小屋5:25→→7:00間ノ岳7:20→→8:10中白根8:20→→8:45北岳山荘9:05→→10:20八本歯ノコル10:25 →→11:50大樺沢二股12:00→→13:25大樺沢分岐13:40→→14:00広河原14:25⇒⇒14:50北沢峠15:00⇒⇒ 15:55戸台・仙流荘16:10⇒⇒16:30入野谷17:10⇒⇒高遠⇒⇒伊那IC⇒⇒10:00竜王IC⇒⇒10:50自宅 所要時間 8時間35分 歩行時間 7時間00分 素晴らしい快晴の朝を迎える。 雲海に映える朝焼けを眺め、富士山も今回始めてくっきりと顔を出す。 出発時トラブル発生。 同行のK氏の登山靴がない。 宿泊者は20名ぐらいで少く周囲に呼びかけるが該当者がいない。 既に気づかず出発したのだろうとあわてて外に出て登山道に向って大声で点検を呼びかけるとかなりの距離から応答があり間違者が見つける。 小屋主が走って取替えに行ってくれ、事なきを得る。 しかし、帰ってきて小屋主が盛んにあきれ憤慨している。 聞けば、間違者が昨夜自分の置いた場所に自分の靴でない同じメーカーの靴があり自分の靴ではないことを知りながら無断で履いていったと言い、間違いは自分の非ではなく靴を移動させた人が悪いと主張し、決して詫びなかったと言う。 まったく理解に苦しむあきれた話だが、こんな理不尽なこともあることを知ってもらいたい。 小屋主もこんなことは始めてとあきれかえっていたがお互い間違いには注意したいものだ。 今日は昨日の尾根道を戻るが逆の展望も悪くない。 快晴のもと、周辺の山々を眺めながら、足元に花をめでながらの山歩きで言うことなし。 北岳山荘まではほしいままの展望だったが八本歯コルへのトラバース道に入ると急速に雲が湧き出て山頂部を隠してしまう。 しかし、このトラバース道は初日の草滑りで見たお花畑に匹敵するほどの高山植物に蔽われて目を楽しませてくれた。 八本歯分岐から八本歯コルにかけては大岩を伝っての降りに神経を集中し、八本歯コルからは連続の梯子降りに疲れた頃、大樺沢上部に着く。 ここから二股までが意外に長く、途中雪渓もいまだ残っていた。 二股からは広河原を眼下に見ることが出来るが大規模な崖崩れを迂回して沢を渡ったりして長い降りを強いられた。 大樺沢分岐で一息、最終バスに余裕を持って乗り継げる目処がたった。 あとはゆっくりと広河原に帰りつくことが出来た。 広河原⇒北沢峠のバス客は結構多くバスは2台同時発車で助かる。 北沢峠での乗り継ぎは1時間10分待ちの予定だったが、ここも臨時バスが出てすぐに発車でラッキー。 発車すぐにゲリラ豪雨となるがまもなくあがり戸台につく頃は晴間も見えていた。 今回の山行では結構雨に降られたが歩いている道中では一滴の雨にも遭わなかったのは多分晴れ男さんが同行していたことが原因か???。 マイカーでの帰路、温泉入浴で汗垢を落としたのは言うまでもない。 今回は戸台から5-6分の入野谷にある温泉施設で入浴し、飛込みだったが伊那IC近くのレストラン・ドールできのこハンバーグに満足し帰路についた。 今回も、天気に恵まれ楽しく白根三山をほぼ完踏出来たこと、同行者に感謝する次第。 又、最後に今回の山行では山小屋3泊とも同宿し、農鳥小屋で別れ奈良田に元気に下山された高槻のK夫妻(72/71才)とは道中親しくお話でき高齢での山の楽しみ方を教わった気がする。 我々も将来かくありたいと願う山の先輩としての教訓を戴いたようで心温まる山旅であったことを付け加えたい。 |
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![]() 農鳥小屋で迎えた朝焼け |
![]() 日の出直後、雲海に浮かぶ富士山 |
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![]() 間ノ岳への帰り道で振り返った農鳥岳 左ピーク:農鳥岳3025m 右コブ:西農鳥岳3050m |
![]() 間ノ岳からの塩見岳3047m |
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![]() 中央奥:荒川三山と赤石岳 間ノ岳にて |
![]() 中:北岳 左:甲斐駒ヶ岳 右奥:八ッ岳 間ノ岳にて |
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![]() 仙丈岳3033m 間ノ岳にて |
![]() 左:鋸岳2685m 右:甲斐駒ヶ岳2866m 間ノ岳にて |
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![]() 鳳凰三山の山並みと 奥:秩父山系 |
![]() 間ノ岳山頂からの農鳥山群 |
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![]() 中白根への帰り展望を楽しみながら歩く尾根道 |
![]() ウスユキソウ |
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![]() イワインチン |
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![]() 北岳山荘〜八本歯コルへのトラバース道 |
![]() 八本歯コル上部分岐点 |
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![]() 八本歯コルへと大岩棚を降る |
![]() 岩の崩壊地に可憐に咲いていたタカネビランジ |
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![]() 大樺沢に残る雪渓 |
![]() ガスに浮き出るイブキトラノオ |
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