◎ 初日 (4/3 月) 晴
 
  関空11:00⇒(SQ985)⇒17:00Singapore
 
 参加者4人が意気揚々とJR京都駅に集合し特急はるかで関空に向おうとした矢先に駅アナウンスがあり、沿線での人身事故のため運転見合わせるという。 関空利用者はJR京都線で大阪に向かい南海電鉄の特急ラピートを利用するよう指示ありホームを移動中、再度のアナウンスでまもなく「はるか」が運転再開するという。 重い荷物を携え右往左往するが一安心。 そんなわけで20分遅れで関空到着し事なきを得る。

 シンガポール航空は予定通りの出発で乗客は2/3程度。 ゆったりした座席で5時間でシンガポールに到着。 到着後まもなくスコールの歓迎を受けるが空港内で問題なし。 約4時間のトランジット時間。
 
◎ 2日目(4/4 火) 曇
   

  Singapore21:05⇒(SQ297)⇒11:35Christchurch(Hotel Windsor泊)
   
 夜行便のシンガポール航空は10時間半のフライト。 乗客はやはり2/3程度で各自ゆったり横になって睡眠。 疲れることなくクライストチャーチ(CC)に予定通り到着できたのはラッキー。 
 入国検査は申告制だが意外に厳しい。 我々はトレッキング目的だから登山靴を見せろという。 事前に聞いており出発前によく洗っておいたので問題なく全員パス。 
 空港からはシャットル・タクシーを利用、20分ほどの距離を4人で28NZ$(2100円 )は安い。
 
 正午前、ホテル・ウィンザー(4人部屋で朝食付164NZ$(12000円))に到着。 部屋は質素だが清潔。 
 昼食は近くのベルギー料理店で軽食。  午後は大聖堂を中心に市内散策と植物園散歩、そして土産店覗きで早くも帰りの土産の物色で時を過ごす。 
 夜はイタリア料理でパスタ中心。 いずれも量が多く、早速閉口する。
 

クライストチャーチ市内中心を流れる川沿いの公園


左:クライストチャーチの大聖堂               

多くの大木に囲まれた大植物園

宿泊したホテル・ウィンザー 
電線に古靴がぶらさがっている???
  
◎ 3日目(4/5 水) 晴

 
Christchurch6:55⇒Ashburton⇒Geraldine⇒Fairlie⇒Twizel⇒Omarama⇒Cromwell⇒14:20 Queestown
 (Campbell B/B泊)
 
 今日はクライストチャーチ(CC)からクィーンズタウン(QT)まで630km・7時間半のバス移動日。 NZの南島を半分程度南下することになり南島の自然を堪能できそう。
 
 アトミック・コーチのバスがホテルまで迎えに来てくれ各ホテルで客を拾い郊外へと向う。 ジェラルディンまでは平野部の走行で見渡す限り牧草地が広がり、大規模散水装置も整備され、区画された牧草地の部分部分に羊が群れをなし放牧されている。 羊の放牧が圧倒的に多いが、他にも数の順に鹿・牛・馬・アルパカなどの放牧がみられ、いかにもNZといった感じ。
 
 フェアリーから丘陵地帯となり、ツィーゼルでは広大なテカポ湖が眼に入り、オマラマからクロンウェルにかけては
果樹園地帯となる。 クロンウェルからは急カーブの峡谷を縫って走り、途中、金鉱跡地もあり景色は一変する。 QTに入る手前ではバンジージャンプ台も見られたが残念ながら今回はそれを体験する時間がない。
 
 QTには予定通り到着しタクシーで宿泊先のCampbell B/Bに向う。 家庭的な雰囲気のB/Bで高台にあり、リビングからはワカティプ湖を中心に山々が取り囲む申し分のない展望を展開してくれる。 家主は小遣い稼ぎでB/Bをやっているようだ。 我々が予約していたので昨夜CCから帰宅し、明日我々の出発に合わせ再度CCに向かい、我々がトレッキングから帰る4/13に再度QTに帰ってくるという。 その間、客はないので部屋は自由に荷物を残しておいてもよいという。 自宅の鍵も貸してくれ、なんとも気のいい老夫婦で申し訳ないような気になる。
 
 夕刻、明日からのミルフォード・トラックの説明会があり、事務所に出向くと日本語での説明があり助かる。 ついでにサンドフライという虫除け防虫剤を買うが、ついついうまく仕向けられメリノウール製のアイスブレーカー(保温性抜群らしい)を全員買う羽目に陥る。
 
 夕食は中心街の中華料理で堪能。 味はよいが量が多く注文数が多すぎ失敗。
 歩いてB/Bに戻り、明日からのトレッキングに備えパッキングして就寝。 疲れてむにゃむにゃ。
 

B/B リビングからのワカティプ湖風景

B/Bの横に真っ赤な実をつけたナナカマトに似た樹

B/Bの寝室、他にもうひとつベッド・ルームあり

B/Bのリビング
 
◎ 4日目(4/6 木) 晴/曇
   Milford Track 1日目
  Queenstown 9:00⇒Te Anau⇒Glade wharf→Glade House
  歩行 1.2km 30分
 
 朝、ミルフォード・トラック参加者31名がスーテーション・ビル前に集合。 加えて男性ガイド3名(Corey,Neil,Yoshi)と従業員1名(Hiromi)計35名が5日間一緒の行動することになる。 AUT・NZ・UK・USAの英語圏からの人々29名と我々JPNの4人+ガイド&従業員2名(JPN)の構成となる。
 バスで出発、テアナウの先でクルーズに乗り換え、テアナウ湖を北上し周辺の風景を楽しみながら1時間ばかりでグレイド・ワープに着く。
 ここからミルフォード・トラックの出発点だ。 いきなり苔むした森林地帯に踏み込みが、なんだか屋久島に似ており、あまり感激はない。 30分弱の歩行で最初の小屋グレイドハウスに着く。
 続いて周辺の自然観察に出かける。 ガイドの一人・日本人の「YOSHI」が案内してくれる。 鳥・樹・花と多彩な説明でありがたい。
 部屋は我々4人に毎日一室与えてくれた。 2段ベットで清潔。 食事はフルコース。 シャワー・乾燥室は充分。各ロッジにはピアノまで置いてあるのには驚いた。 ミルフォード・ルートバーンを通して8日間で2540NZ$(約21万円)だが行き届いた各施設を見れば、高いとは言えないか。  日本の山小屋とは雲泥の差、日本の感覚で言えばホテル並みといったほうがあたっていよう。
 

キャンベル夫妻と記念に

ミルフォード・トラック参加者全員での記念写真

テアナウ湖のクルーズ風景

テアナウ湖の北端・グレイド・ワープとクルーズ船

      初日の宿 グレイド・ハウス全景


左: グレイド・ハウスへの苔むした森林の中の
   整備されたトレイル
 
◎ 5日目(4/7 金) 雨・曇・雷雨
   Milford Track 2日目
  Glade house 8:40→Clinton hut→12:20 Hirere sheter 13:05→Hidden lake→14:55 Pompolona lodge
  歩行 16km 6時間15分
 
 朝食前に昼食用のサンドイッチを用意された食材の中から自由に選んで準備し、同時に行動中必要なクッキーや果物を選んで袋積めしたあと朝食をとる。 指定出発時間に個々出発する。

 グレイドハウスを出て、すぐにクリントン川に架かる吊橋を渡り、川沿いに樹林の中を進むとまもなくWet land湿地帯に着く。 広々とした湿地帯で赤茶けた苔が美しく、正面にセンティネル山が聳える。
 この辺りで雨が降り出し雨具を着け、以降ミルフォード・トラックが終わるまで雨具を脱ぐことはなかった。 が結果として無数の滝に遭遇するという経験が出来たのはラッキーだった。
 
 樹林帯に戻りクリントン小屋(個人ウォーク用)を過ぎると雨は徐々に激しくなり昼食をとったヒレレ小屋では大雨となる。 小屋の対岸を流れるヒレレ滝もすばらしい大滝に変貌する。 このあと、20数年前に起こった大規模地滑りで埋まった平坦地を通り視界が開けると左右のU字谷の断崖からは流れ落ちる無数の滝が眼に入り大感激。 晴天の折もよいだろうが雨のU字谷通過も捨てたものではない。 これもミルフォードの見どころだろう。
 ヒドゥン湖(HIdden lake)に流れ落ちる ヒドゥン滝(HIdden falls)も猛烈な水飛沫を上げている。 大雨で思うように写真が撮れないのが残念だ。

 再び、樹林帯に入りやや傾斜を増すと程なくポンポロナ・ロッジに着く。 びしょぬれになった衣服を着替え乾燥室を早速利用するが夕飯過ぎにはすべて乾いてしまった。 乾燥室はどのロッジも充分広く強力でありがたい。
 シャワーでさっぱり。 飲み物をいただきリラックスして夕飯を待ち、今日もフルコースの夕飯に大満足。 毎日こんな生活を送っていると体重オーバーが気になってくる。
 
 夜、断続的に大雨から霰に変わり屋根に当たる音が激しくなる。 明日は晴れないかな、とむなしい願望を抱くが願いがかなうことはなさそうだ。
  

グレイドハウス前のクリントン川に架かる吊橋

澄み切った川水が実に美しい

Wet land 湿地帯の全貌 木道は日本の寄付で建設

Wet land 湿地帯の赤茶けた苔

いたずら好きで泣き声のうるさいKEA BIRD

高所まで苔むしたブナ林

靴先に止まった小鳥

遠くから見えるヒレレ滝

ヒレレ小屋から見えるヒレレ滝

ヒドゥン湖に落ちるヒドゥン滝


上・右  断崖を無数に流れ落ちる数百mの大滝
 
◎ 6日目(4/8 土) 雨・霰・雷雨
   Milford Track 3日目
 
 Pompolona lodge 7:40→9:00 Mintaro hut→11:10 Mackinnon pass→11:35 Pass hut 12:15→
   14:50 Quintin lodge 15:10→15:50 Sutherland falls→16:50 Quintin lodge

  歩行 15km 9時間10分
 
 今日はミルフォード・トラックのハイライト日だが朝から雨で寒い。 昨日より早く雨の完全装備で出発。 峠越えとなるので天候回復を望みたいが好天への兆しなし。
 
 クリントン谷をつめミンタロ湖を過ぎるといよいよジグザグ道のコースで一番険しいと言われる登りにかかるが道は整備され傾斜も緩いので疲れを感じない。 それよりも雨から霰に変わり周辺は白く変身、手袋をはめた手もかじかんでくる始末で写真を撮るのも手間取るほどだ。
 マッキンノン峠手前で暖かいココアをガイドが準備しており、ありがたい。 まもなくマッキンノン峠に着くが強風と霰混じりの雨で寒く早々に先を急ぐ。 周辺の山々(ハート山1769m、バルーン山1847m)はかすんではいるが姿ははっきりとうかがえ、物を落とせば12秒かかって落下するという断崖もすばらしい景観だがゆっくり楽しんでいる余裕はない。
 
 峠の避難小屋(Pass hut))で昼食。 寒くて暖をとりながらの昼食、暖かいココアで一息つく。 ここのトイレの窓から見るクリントン峡谷は世界一の眺めというが臭くて寒く、それどころでなかった。
 
 ここからクインティン・ロッジまでは下る一方。 岩峰のバルーン山の中腹をトラバースし、どんどん下ると樹林帯に入る。 急流沿いにつけられた急峻なよく整備された木道を下るが周囲の樹々にはびっしりと苔が張りつきサルオガセが長くつらなり、湿潤な雰囲気はまるで魔法使いの森を連想させ、コース最大の見ごたえのひとつだろう。
 
 吊橋を渡ってクインティン・ロッジに着き、ザックをおいて世界5位の落差(580m)があるサザーランド滝を見学に出かける。 滝の落差と同じ距離からみる滝も迫力充分だが、滝壺周辺は雨で増水した滝の迫力は物凄く猛りくるっているようだ。 びしょぬれで写真を撮るどころでない。 普段なら滝裏に廻りこめると言うが今日はとんでもない話であきらめざるを得ない。
 
 クインティン・ロッジの戻り、今日も着替えて早々に乾燥室のお世話になる。 雨は一向に止む気配はない。 日本の山小屋と違い、こちらのロッジはゆっくり寛げるのでありがたい。
 

マッキンノン峠の記念碑前で

峠の池塘越しに見えるMt.Balloon 1847の岩峰

Mt.Hart 1749mとマッキンノン峠

マッキンノン峠と池塘 池の向うに記念碑が見える

Mt.Hart と 「12秒落下」の断崖

「12秒落下」断崖

峠から見た谷間のクインティン・ロッジ方面

Mt.Balloonの中腹を巻いて谷間への下り道

清楚なリンドウが咲いていた

マウンテン・ディジー 株元は霰で白くなる

湿潤な苔むした樹林の下り道

サルオガセが連なり苔むした樹々

大雨で無数の滝が流れ落ちる

道に現れ悠然たるKEA

世界第5位・落差580mのサザーランド滝
 

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