最果ての地の『北海道登山』

年月日 2002年7月2日(火)〜7月10日(水)
地域 北海道道東地域
山名 羅臼岳(1661m)・斜里岳(1545m)・
雌阿寒岳(1500m)
天候 記録参照 (総じて不良)
参加人数 8人

行程と記録     ⇒ 車orフェリーでの移動   → 徒歩
  
1日目 7/2(火) 曇
 
  自宅19:00⇒⇒22:00敦賀港23:30⇒(新日本フェリー)⇒⇒
 
 21:30 全員、賤ヶ岳SAで合流。(マイカー 2台)
 23:30 予定どうり、敦賀港出航。 17,000tonの大型フェリーで快適。 揺れもほとんどなし。
 風呂に入り、2等船室で全員毛布に包まり雑魚寝。
   
2日目 7/3(水) 曇
      
  ⇒⇒(新日本フェリー)⇒⇒20:30小樽港⇒⇒21:30朝里グラッセホテル(泊)
 
 航海は長い。 曇天で陸地は見えず。 つれづれにフォワード・サロンで過ごす。
  駄弁り・囲碁・テレビ・読書・時間の持て余しと様々な自由時間で一杯。
 小樽港に予定どうり着岸。 上陸後、すし屋に直行し、腹ごしらえ。 初食いのにしんの握りは脂がのり旨かった。   
 朝里グラッセ・ホテルには遅くチェックイン。 5000円/人(CLUB JCBの特割利用)
    
3日目 7/4(木) 曇
  
 朝里GlasseHotel 06:00 ⇒⇒砂川⇒⇒旭川⇒⇒上川⇒⇒石北峠⇒⇒北見⇒⇒網走⇒⇒16:45宇登呂
                                                (移動時間 10時間45分)

   
 ホテルを早朝出発。 一路、宇土呂へと走るのみ。
 旭川では駅で昼食ラーメンを食し、旭川在住のKさんのお母さん訪問。
 上川のアイスパビリオンで休憩。
 温根湯温泉手前・塩別温泉の露天風呂に飛込み入浴。 満足し眠気はどこへやら。
 網走先の海岸沿いにある原生花園に立ち寄り 宇土呂手前のオシンコシンの滝見学後、知床自然村
 キャンプ場に到着。
 キャンプ場は湯も出る高台の快適地にあり。 小花の咲き乱れる草地。 露天風呂は最高。 高台から
  オホーツク海が一望でき、網走方面も遠望できて最高の気分。
 翌朝にはキャンプ場に野生の鹿が現れ、草を食んでいた。
エゾフウロ エゾスカシユリ
エゾゼンティカ 網走先の臨時原生花園駅と一両列車
原生花園からの知床連山をバックに今回の山仲間 ウトロ近くのオシンコシンの滝
←ウトロキャンプ場
  お花一杯のキャンプ場
  野生鹿が人に構わず草を食んでいた
  この写真の左に管理棟がありオホーツク海を
  一望出来る露天風呂には参った。最高の気分。
  
4日目 7/5(金) 雨・曇
 
  キャンプ村 5:10⇒⇒岩尾別温泉 5:30 →→木下小屋(250m) 6:10→→(休憩 2回)→→7:50弥三吉水 →→
  8:02 極楽平( 825m)→→ 9:00銀冷水(1035m) 9:16→→ 10:24羅臼平( 1345m) 10:33→→11:31羅臼岳
  (1661m) 11:37→→12:30羅臼平(1345m) 12:36 →→13:25三峰キャンプ場 (1350m) 
                                                (歩行時間 7時間)

    
 早朝出発、岩尾別温泉にマイカーを駐車させ、羅臼岳縦走にむかうが天気おもわしくない。
 しばらく登ると心配していた雨粒が襲ってくる。 雨具をしぶしぶ着用。 蒸し暑い。
 下には森林に包まれた海岸線が美しい曲線を見せていたが中間部から見晴なくなる。
 弥三吉水・銀冷水で各々喉を潤す。
 天候は好転の兆し見られず、益々風雨強くなる。 残念なり。 遠くの視界もなし。
 大沢からは雪渓をのぼる。 500-600mの長さか? 途中より傾斜きつく危険なので アイゼン着用。
  下降中の男性が4本爪アイゼン着用していたにも拘らず50m滑落したが幸い怪我はなし。
  
 羅臼平にやっと到着するも風雨強く寒い。 すぐに羅臼岳の登りにかかる。
 視界なかったが、思いのほかきつい登りであった。 下部は草原状、上部は岩場できつい。
 5.5時間の登りで羅臼岳登頂。 暴風雨の様相呈し寒く登頂の感慨に浸る余裕もなく下山にかかる。
 羅臼平も風雨おさまらず、三峰へと向かう。
  
  雨の中だが三峰鞍部前後のお花畑の群落は凄いの一語。 雨で残念だが来た価値をこれで埋めて
 くれた。 三峰キャンプ場に到着するも風雨やまず、視界もなし。  二ッ池のキャンプ場まで行くか
 どうか全員で相談   寒い・濡れていること・風雨強い・視界なし・未経験ルートであること・疲れの程度
 ・行動時間に遅れが出ていることを考慮し、ここでキャンプすることにする。
 
  早速、テント張り・食事をとりテント内で暖をとる。  食料を熊避けフードロッカーに保管し早々に寝袋
 入り。  夜、雨音やまず。 熊の気配、残念ながらなし。
  
銀冷水への途中からウトロ オホーツク海方面 テント場での翌朝 食事中
  
5日目 7/6(土) 雨・曇
  
 三ツ峰キャンプ場(1350m) 5:15→→サシルイ岳(1564m) 5:58→→6:40三ッ峰キャンプ場(1350m) 7:19→→
 8:20羅臼平(1345m) 8:25→→9:20銀冷水(1035m) 9:25→→10:10弥三吉水(795m) 10:50→→12:00
 木下小屋(250m) 12:25 →→岩尾別温泉⇒⇒(カムイワッカ湯の滝・知床峠)⇒⇒16:40宇土呂
                                                (歩行時間 5時間15分)

  
 4時頃、起床。外は意外にも青空のぞいており歓声上げる。
 硫黄山縦走しカムイワッカへの下山はきついのでサシルイ岳までの空身往復とし岩尾別に下山する
  ことにする。
 サシルイ岳への登りでチングルマ・エゾツガザクラ・エゾコザクラ・ハクサンチドリ・etc多数の群落を
  楽しめたのは最高の喜びであった。 ゆっくりとカメラに収める。
 サシルイ岳からは硫黄山の縦走路が一望でき、反対側には羅臼岳の大きな山塊を中央に三ッ峰が
  堂々と俯瞰できた。 思わず感激に浸る。
 キャンプ場帰着後、テント撤収し帰路に向かう。  昨日通過の三ッ峰鞍部では天候も良く、大いに景色と
  お花畑を堪能する。
 羅臼岳ともお別れし、大沢の雪渓はアイゼン着用し慎重に下る。
 弥三吉水でまたまた雨に降られる。 お昼に木下小屋に無事全員到着。
   
 時間があるので車でカムイワッカの湯の滝に向かう。
  現地でわらじに履き替え、湯の滝へと沢登りのまねをする。 登ること15分で天然露天風呂に到着。
  渋っていた人もおったが強制し全員入浴。 至福の時を過ごす。 全員、地の果て温泉で大満足。
 その後、知床峠に向かい、羅臼岳の南側の展望楽しむが、残念ながら国後島は曇で視界なし。
  
 今夜は民宿ペレケに投泊。 濡れたものを干し、夕飯は特別料理の タラバと生ウニをあみだ籤でとる
 順番を決め戴く。  因みに柴ちゃんは一番籤を引く。 ザマァー見ろ。 いつもは籤運ないのに。
  
キャンプ場から越えてきた三ッ峰(1509m)を見る サシルイ岳へ  両側はチングルマのお花畑
サシルイ岳への登り途中から羅臼岳(真中) サシルイ岳頂上からの羅臼岳(1661m)
羅臼岳をバックにした柴ちゃん サシルイ岳での記念写真
雨で行けなかった硫黄山方面 羅臼平からの羅臼岳(1661m)
お花畑の数々 素晴らしいの一語
飽きることのない一面のお花畑 チングルマやエゾノツガザクラで埋まる
知床はやはり高山植物の宝庫だね。
エゾノツガザクラ
ヒメイソツツジ ハクサンチドリ
チングルマ エゾコザクラ
チシマクモマグサ
ウコンウツギ 岩尾別(地の涯)温泉登山口に無事下山
カムイワッカの湯 滝壷が露天風呂温泉  勿論 混浴 いい湯だね!いい眺め!
湯の滝壷からわらじを履いて1.6km 30分川床を
歩いて入口に戻る
知床峠から羅臼岳(登山は反対側から登る)
  
6日目 7/7(日) 雨・曇
  
  宇登呂7:00⇒⇒8:30清岳荘(680m) 9:10→→9:55下二股(830m)→→(休憩 5分)→→11:43上二股
  (1250m)→→ 12:48馬ノ背(1440m) 12:58→→13:10斜里岳頂上(1545m) →→13:20馬ノ背(1440m)
   13:51→→14:14上二股 (1250m)→→(休憩 5分)→→14:59熊見峠(1245m)→→15:55下二股(830m)
  →→16:40清岳荘(680m) 17:00⇒⇒ 18:30川湯温泉             (歩行時間 6時間40分)

  
 6:20より特別早朝食をすませ、斜里岳にむかうが天候おもわしくなく雨降りとなる。
 斜里岳登山口の清岳荘にて完全武装の身支度。 
  
 最初、沢筋の登りで始まり、下二股から旧道となり上二股までに七つの滝が現れ変化のある沢渡りが
 続く。
 上二股からは沢水がなくなり、道も狭くなる。 登りつめると馬の背の稜線鞍部にでる。
 馬の背で雲がやや開け、山容が姿をあらわす。 昼食をとりながら景色を楽しむ。
 最後の頂上部へは少し岩場もあり注意を要するがお花も多く楽しみながら登る。
  
 斜里岳(1545m)頂上からは360度の展望の筈だが、残念ながら雲に隠れ遠くは見えなかった。
   しかし、近くの支稜は雲の上に顔を出し楽しませてくれる。
   頂上近くで目についた花はチングルマ・ミヤマオダマキ・ヨツバシオガマ・ハクサンチドリetc。
  
 帰路は上二股から新道を利用し稜線の展望コースをとる。
 新道はなかなかの展望。 斜里岳を中心に支稜の展望がひらけ、熊見峠までは雨だが景色を楽しむ
 ことができた。
 熊見峠からの降りはひどい泥道にかわるが、全員なんとか尻制動もせず下二股まで無事通過。
 下二股からは楽に沢渡りをしながら登山口に帰着。
  
 今夜の塒は予定ではテントだったが雨のため民宿に変更。  川湯温泉で民宿『楡』に投宿。(4000円/人
 朝食付)
 夕食は温泉街の炉辺焼きでとる。 ホッケとキンキに似た魚の焼き物を皆でつつく。 旨かった。
   
ヨツバシオガマ チングルマ
ミヤマダイコンソウ 馬ノ背で皆さん一服
  
ホソバイワベンケイ ミヤマオダマキ
霧に濡れたミヤマオダマキ
ハクサンチドリ エゾイソツツジ(カラフトイソツツジ)
チングルマ 熊見峠付近からの斜里岳(1545m)
  
7日目 7/8(月) 雨
   
  川湯温泉 06:00⇒⇒阿寒・滝口⇒⇒阿寒湖⇒⇒オンネトー湖⇒⇒14:30雌阿寒温泉(泊)
  
 今日も天候は好転せず雨。 台風6号が本州に接近中。
 阿寒・滝口に到着するも雨やまず雄阿寒岳登山は中止とする。
 阿寒湖・土産店の2階喫茶店でアイヌの癒し音楽を聞きながら駄弁る。
 その後、オンネトーに向かい湖を眺める。 テントを張る予定も雨と薮蚊多く気が進まず。
 柴ちゃん、全権大使で雌阿寒温泉に宿を探しに行く。
   ユースホステル野中温泉に空き室あり。(4660円/2食付)
   即座に投宿決めたが食事も値段にしては悪くない。
  
8日目 7/9(火) 晴
    
  雌阿寒温泉(705m) 5:43→→6:12 ニ合目(920m)→→6:36 四合目(1035m) 6:42→→7:11六合目(1215m)
  →→7:18 七合目(1255m)→→(休憩 20分)→→7:51八合目(1320m)→→8:11雌阿寒岳頂上(1500m)
   8:55→→9:38五合目(1005m)→→→10:15二合目(755m)→→10:30オンネトー湖(635m)⇒⇒雌阿寒温泉
  (705m)11:45⇒⇒足寄⇒⇒上士幌⇒⇒13:30ナイタイ牧場(750m) 14:30⇒⇒糠平⇒⇒三国峠⇒⇒層雲峡
  ⇒⇒上川⇒⇒旭川⇒⇒札幌⇒⇒21:00小樽港23:30⇒⇒(新日本フェリー泊)⇒⇒
  
 朝、ガスがかかっているが天気予報では晴という。 期待して最後の雌阿寒岳登山としたい。
  残念ながら、M氏が靴擦れで足指を痛めておられ、今日はリタイアーとなる。
  
 アカエゾマツの巨木帯を過ぎた頃からガスも取れだし、ハイマツ帯を過ぎ、溶岩帯に入ると雲のうえに
   大雪連峰・日高連峰がクッキリと顔を出す。 オンネトー湖も下に緑色でくっきりと。
 八合目で火口壁に達し、火口壁に沿って一気に頂上を極める。 2.5時間で頂上に達す。
  
 頂上からは近くに阿寒富士・雄阿寒岳 北東遠くに斜里岳が顔をのぞかせ、かすかに羅臼岳もみえた。
   西には大雪連峰が、そして、南西には日高連峰が帯のように延びている。 贅沢な眺めに包まれ
   下山するのが惜しい。 夫々に記念写真に精を出す。
  
 雌阿寒温泉口から登ったので帰りはオンネトーに降る巡回コースとする。
   下山真近の溶岩帯にメアカンフスマ・メアカンキンバイ・イワブクロ・エゾイソツツジetcの
   代表高山花がみられた。
   ハイマツ帯に入る手前のオンネトー湖は殊の外、美しい湖面を見せてくれていた。
  
 後は一気に下り、M氏と約した出迎え時間10:30ジャストにオンネトー湖に到着。
  オンネトーで暫く写真タイムとし、荷物整理後、雌阿寒を後にする。

 昼食を暫く我慢し、一気にナイタイ牧場まで突っ走る。
  ナイタイ牧場では眼下の十勝平野と今朝の雌阿寒岳周辺の山並みを眺めながら焼肉を貪る。
  この牧場の規模はおそらく日本一の大きさではなかろうか?
 昼食を終え、糠平に向かうが台風接近のため、できれば今夜のフェリーに乗るべく予定を変更した方が
  良いとの合意で旭川経由、小樽にむかうことにする。
 途中の三国峠の景色は雄大で、層雲峡では流星・銀河の滝のみ見学。
  
 小樽まで2回休憩をはさみ、夕食を小樽市街でとりターミナル到着。  フェリーは車満席でキャンセル
  待ちとなりヤキモキするが結局OKとなる。  やれやれ全員一緒に帰れることになり一安心。
  
 一日早いが北海道よ、さらば!  また来年までとの気分。 ほんとかいな。
  
イワブクロ メアカンフスマ
雲海の奥に知床連山
紺青に輝く オンネトー湖 雌阿寒岳のすぐ前にある阿寒富士(1476m)
噴煙があちこちから 雌阿寒岳(1500m)頂上にて
雌阿寒岳から雲の上に顔を出す雄阿寒岳(1370m) 優美な阿寒富士
メアカンキンバイ
下山途中からのオンネトー湖
オンネトー湖畔より オンネトー湖より左:雌阿寒岳 右:阿寒富士
ナイタイ牧場からズームで阿寒岳方面をみる
  
9日目 7/10(水) 雨・曇
   
 ⇒⇒(新日本フェリー)⇒⇒19:00敦賀港19:10⇒⇒21:30自宅
  
 台風は太平洋岸に沿って北上しているとのことでフェリーには影響ないが全速力で敦賀に 向かっている
  という。  波は静かで航海は頗る順調。
 テレビによると揖斐川を中心に浸水被害が相当出ているという。
 予算に余裕が出たので最後の夕食をフェリー・レストランでとることになる。
   予約時間切れで一旦断られたが、交渉の結果OKとなり豪華洋食?を楽しみ航海を終える。
 予定より1.5時間早く敦賀入港。
 雨の中、賤ヶ岳SAにてN組(4人)と別れを惜しみ、またの山行を期待しながら解散となる。
 今回のメンバーは楽しく本当に愉快な山行であった。 感謝感謝!
  
  
  
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